オリジナルレシピ集

おうちのかすてら

家庭では中々難しいと言われている長崎カステラもちょっとした工夫で充分おいしく作れます。
古新聞紙で作った型を使い、みりん、バターを使用しソフトに仕上げます。
焼き上げ翌日からが食べ頃です。

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材料

作り方

  1. 全卵を割りほぐし、グラニュー糖を加えて泡立てる。約5分
  2. みりんを1に加え、さらに泡立てる。2〜3分
    (注)泡立ちの程度を見るモノサシとして、“比重”があります。
    泡だった生地を何か小さな容器(プリンカップなど)にすりきれ一杯入れたものの
    正味重量を水の重量で割った数字をいいます。2の終了時で0.40程度
  3. 小麦粉をふるって、2に加え、泡だて器を使って、大きくボウルの淵をなぞるように70〜80回、粉合わせする。
    作り方
  4. 溶かしたバターに生地を少し入れてよく合わせ、これをもとに戻す。加えて、さらに10〜20回しっかりと合わせる。
    2の時のように、泡立ちの程度を見る比重は、0.58程度
  5. 紙で作った型に生地を流し入れ、170℃のオーブンに差し入れた後、2分ごとに3回泡きりを行なう。
    泡きりは、型の周囲の生地と中央部の生地を入れ替えて生地温度を平均化する動作。
    霧吹きで生地表面を湿らした後、ゴムベラを用いて、泡を立てないように生地全体を大きく移動させる。
    作り方
  6. その後、表面が淡いきつね色になったら(ここまで焼成開始から約15分)、160℃に温度を落として、そのまま約40分焼成する。
    焼成中、焦げそうであれば段ボール程度の厚紙を乗せて調整する。
  7. 表面に適度な弾力があればオーブンから出して紙を取り、冷却する。
    作り方

お作りになる上での注意点

  • あまり泡立て過ぎると、所定の時間で焼ききれなくなります。
    できるだけ比重での管理がおいしいかすてらを作るキーになります。
  • 家庭用オーブンの種類や熱の伝え方はさまざまです。
    温度や時間は各家庭のオーブンによって若干変わりますので、レシピの数字はあくまでも目安と考えてください。
紙型の作り方
  1. 新聞紙を6枚重ねた状態で短い方の片を長いほうの片にななめに合わせ正方形にカットする。
    こうすれば56Cm各の正方形ができる。
  2. 下図のように切れ目を入れて組み立てる。
    図